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※こちらの商品は、“とつきとおか”での受注生産ではなく在庫販売品(もしくは生産の目処が着いた時点での予約販売)となりますが、ある程度まとめて丁寧にお作りしていますので、やはり年1回程度の生産サイクルとなります。只今のタイミングですと在庫がございますので、ご注文から2-3週間程度でお届けが可能です。在庫が完売しますと、次の生産時期までお待ちいただくかたちとなりますのでご了承くださいませ。
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【菓子皿に最適な17cm弱の小皿】
先に展開していた7寸(21cm)の中皿よりも2周りほど小さな、5.5寸(約16.5cm)のお皿になります。
副菜はもちろん、特に和菓子やケーキなどを乗せるのにちょうど良い大きさです。
※最後の写真は、大・中・小のお皿を重ねた様子になっています。この小皿は一番上のお皿のサイズになります。
内側の底面は平らで、縁に向かってわずかに立ち上がるフォルムになっています。外側の側面部分は、持ち上げやすくテーブルに置きやすいように、指が入りやすいかたちにしました。重さはわずか80gですので、軽さによる使い勝手の良さを感じていただけると思います。
四分一塗りは、通常の漆塗りよりは表面硬度が高いものの金属製のナイフ・フォークはお使いいただけませんので、木製の菓子切などをお使いください。
※なお、写真に写っている菓子切をご希望の方は、別途お問い合わせくださいませ。
熱いものを乗せても平気ですし、洗い方も、他の漆器同様に食器用洗剤とスポンジで手洗いしていただければ結構です。
【めぐるの「urushi × étain」シリーズ】
étain(エタン)とはフランス語で錫(すず)のこと。漆器の表現に自然素材の粉を用いて、驚きと楽しさのある漆器を提案します。
四分一(しぶいち):漆×錫と炭粉
錫地(すずじ) :漆×錫
鉄地(てつじ) :漆×珪藻土と木粉
めぐるの「urushi × étain」シリーズは、塗師一富・冨樫孝男さんの漆表現技法とのコラボレーションで展開していきます。
【四分一塗り】
「四分一(しぶいち)」とはもともと、銅に銀を四分の一混ぜて作られる合金のことです。四分一塗りは、その風合いを漆塗りで表現した珍しい技法です。
他のめぐるの器同様、トチの木の素地に漆を塗り重ねて作り、最後に半乾きの漆の上に錫粉(すずふん)と炭粉(すみこ)を蒔いて表情を出しています。
宇宙的な複雑な広がりのある表情と共に、サラサラした独特の手触りで傷も目立ちにくく、ひとつひとつ微妙に違った表情になるのも魅力のひとつです。
※写真ですとクレーターのように見えますが、実際には器の表面には凹凸はありません。
もともとは日本刀の鞘塗りなどに使われていた技法で、表面に金属粉を蒔いていますので、通常の漆器よりも表面硬度は高くなっています。漆でしっかり定着させた後で、さらに上から漆で磨いていますので、金属粉が剥がれてくることはありません。(なお、錫は毒性の全くない金属として知られています。)
中身は木製と漆塗りで出来た器ですので、金属のような見た目に反して持ってみるととても軽く感じられ、嬉しい驚きがあります。
リムから裏面にかけては、錫粉だけを蒔いて仕上げています。洋食のお皿等とも合わせやすく、お洒落なテーブルコーディネートにもクールなアクセントを加えてくれる漆器です。
※なお、この四分一塗りには「誕生花蒔絵」をお付けすることは出来ません。
【木地材料について】
こちらの小皿も、めぐるの三つ組椀の木地となるトチの木を有効活用して作られています。長い丸太を板に製材する際に薄くしか取れない部分(お椀の厚みにはならない部分)を使ってお皿を作っています。樹齢百年余りのトチの木の生命を余すところなく活かしていくものづくりに取り組んでいます。
【お手入れとお取り扱い方法について】
お手入れは、食器用洗剤と柔らかいスポンジで優しく手洗いしてください(食洗機や電子レンジの使用はできません)。水道水のカルキ分が表面に残らないように、洗ってからすぐに水分を拭き取っていただくと艶が長持ちします。
また、漆の塗膜を傷つけないよう、お使いの際は金属製のカトラリー(ナイフ・フォーク等)のご使用は避けてください。
【梱包について】
商品は「めぐる」ロゴマーク入りの化粧箱(紙箱)に入れてお送りします。
【お使いはじめについて】
製作時期とご注文のタイミングによっては、漆を塗ってから日が浅い状態でお届けとなる場合がございます。その際は、お使いになる前に、箱から出して1ヶ月ほど陰干しし、空気に晒していただく「枯らし」をお願いしております。
また、最初は天然の漆特有のツンとした匂いがすることがありますが、しばらくお使いになるうちに自然に抜けていきます。
【製品情報】
会津漆器の腕利きの作り手たちが、素材や製法にこだわり、手間ひまをかけてお作りする、確かな品質の漆器です。国産の栃(トチ)の木で素地を作り、丁寧に下地を施した上に、上質な漆を用いて仕上げています。
・サイズ 直径 約16.5cm × 高さ 約1.8cm
・重 量 約80g
・生産地 福島県会津若松市
・作り手 木地(摺り型)石原木工所 石原 晋
塗り(手塗り)塗師一富 冨樫孝男
・素 材 木地 栃(日本産)
下地 漆(中国産)・砥の粉・地の粉
上塗 漆(中国産)・錫粉・炭粉
・漆塗り 四分一(しぶいち)塗りの独自技法
【器の色味について】
四分一(しぶいち)の表情は、一点一点微妙に異なります。また、全て天然素材を使っているために、塗った際の季節や天候により、器のお色味には若干の違いが出ます。予めご了承いただきますと共に、めぐり合わせをお楽しみください。(また、お使いのPCや携帯電話の環境によっても写真の色味とは多少異なる場合がございます。)
【お直しについて】
お直しができることも漆器の良さ。めぐるは塗り直しや欠けや割れの修理にも対応いたします。お直しについての詳細は、こちらをご覧ください。
▶ https://meguru-urushi.com/repair.html