※こちらの商品は、年1-2回程度の生産サイクルとなります。只今のタイミングですと在庫がございますので、ご注文から2-3週間程度でお届けが可能です。在庫が完売しますと、次の生産時期までお待ちいただくかたちとなりますので、この機会にお迎えいただけましたら幸いです。
===
【多用途に対応するフリーカップ、特にこちらは「ビール」を!】
めぐる・日月の大椀と同じ高さの漆のカップです。そう、こちらのカップは、大椀の木地材料を無駄なく使っていく過程で生まれました。
使い勝手のよいフリーカップとして作りましたので、お水や白湯(さゆ)、牛乳、日本酒や焼酎、白ワインなど、多様な用途でお使いいただけます。
容量は、すみきり220mlですので、1カップ分は楽に入ります。
こちらの「四分一(しぶいち)塗り」のバージョンは、特にお試しいただきたいのが「ビールカップ」として。内側に蒔きつけた錫(すず)の効果で、とても滑らかできめ細やかな泡が立ち、美味しくビールをいただくことが出来ます。
その他にも、ヨーグルトやぜんざいを入れてデザートカップに、蕎麦猪口やすり流し椀としてお使いいただけます。
なお、着色性のある飲み物や色味の強い飲み物(赤ワイン、コーヒー、お茶など)の場合は、内側に色が残る場合がありますのでご注意ください。
持ち心地や口当たりの優しい漆器は、ガラスや陶器で飲むのとは味わいが変わります。また、木製で断熱性がありますので、器の外側が結露してコップの下が水で濡れるということもありません。
【めぐるならではの漆塗り表現】
漆のコップは通常、赤/黒が多いですが、そこはめぐる。現代の食卓に合うよう、スタイリッシュで驚きと楽しさのある漆表現でお作りました。
こちらのカップも、塗師一富さんとの「urushi × étain」シリーズの一つ。
étain(エタン)とはフランス語で錫(すず)のこと。
外側は、錫粉と炭粉を混ぜて蒔いた「四分一(しぶいち)」塗り。
内側は、錫粉だけで蒔いています。
もともとは日本刀の鞘塗りなどに使われていた技法で、表面に金属粉を蒔いていますので、通常の漆器よりも表面硬度はかなり高くなっています。漆でしっかり定着させた後で、さらに上から漆で磨いていますので、金属粉が剥がれてくることはありません。(なお、錫は毒性の全くない金属として知られています。)
中身は木製と漆塗りで出来た器ですので、金属のような見た目に反して持ってみるととても軽く感じられ、嬉しい驚きがあります。
【お手入れ方法について】
お手入れは、食器用洗剤と柔らかいスポンジで優しく手洗いしてください(食洗機や電子レンジの使用はできません)。水道水のカルキ分が表面に残らないように、洗ってからすぐに水分を拭き取っていただくと艶が長持ちします。
【梱包について】
商品は「めぐる」ロゴマーク入りの化粧箱(紙箱)に入れてお送りします。
【お使いはじめについて】
製作時期とご注文のタイミングによっては、漆を塗ってから日が浅い状態でお届けとなる場合がございます。その際は、お使いになる前に、箱から出して1ヶ月ほど陰干しし、空気に晒していただく「枯らし」をお願いしております。
また、最初は天然の漆特有のツンとした匂いがすることがありますが、しばらくお使いになるうちに自然に抜けていきます。
【製品情報】
会津漆器の腕利きの作り手たちが、素材や製法にこだわり、手間ひまをかけてお作りする、確かな品質の漆器です。国産の栃(トチ)の木で素地を作り、丁寧に下地を施した上に、上質な漆を用いて仕上げます。
・サイズ 口径 8.0cm × 高さ 7.2cm
・重 量 約40g
・容 量 220ml(すりきり)
・生産地 福島県会津若松市
・作り手 木地(摺り型)石原木工所 石原 晋
塗り(手塗り)塗師一富 冨樫 孝男
・素 材 木地 栃(日本産)
下地 漆(中国産)・砥の粉・地の粉
上塗 漆(中国産)・錫粉・炭粉
・漆塗り 四分一塗/錫地の独自技法
【器の色味について】
四分一の表情は、一点一点微妙に異なります。また、全て天然素材を使っているために、塗った際の季節や天候により、器のお色味には若干の違いが出ます。予めご了承いただきますと共に、めぐり合わせをお楽しみください。(また、お使いのPCや携帯電話の環境によっても写真の色味とは多少異なる場合がございます。)
【お直しについて】
お直しができることも漆器の良さ。めぐるは塗り直しや欠けや割れの修理にも対応いたします。お直しについての詳細は、こちらをご覧ください。
▶ https://meguru-urushi.com/repair.html
【めぐるの「urushi × étain」シリーズ】
étain(エタン)とはフランス語で錫(すず)のこと。漆器の表現に自然素材の粉を用いて、驚きと楽しさのある漆器を提案します。
四分一(しぶいち):漆×錫と炭粉
錫地(すずじ) :漆×錫
鉄地(てつじ) :漆×珪藻土
めぐるの「urushi × étain」シリーズは、塗師一富・冨樫孝男さんの漆表現技法とのコラボレーションで展開していきます。